三国一の読書野郎※286
意外な掘り出し物
三羽省吾という作家の「JUNK」なる小説を読む。全く未知の作家であったが、「へえ~」と思わせてくれた。拾い物かもしれぬ。こういう出会いがあるから、読書はやめられないんだね。
「悪」を描いて「俗」に落ちない、なかなかのテクニックです。感心しました。調べてみると、すでに、何冊かの作品を出しているようです。早速、年明けに読んでみます。
<口上>都内某刑務所前。つぶれかけた粗末な飯屋がある。そこの手伝いて、刑務所を見張り、ある男が出所したら知らせてくれと頼まれた俺。ヤバさを感じながらもおいしい条件に承諾したが、案の定、面倒なことになっていく…。善人ではない。かといって悪人でもない。強かだけど時に脆い。そんなわたしたちを見つめ、見守ってくれる傑作小説集。「指」「飯」の2編を収録。
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