三国一の読書野郎※259
「もし、こうなったら」ストーリー
朱川湊人「本日、サービスデー」を読む。直木賞作家なのだが、作品は読んだことはなかった。
本日、サービスデー (光文社文庫) 著者:朱川 湊人 <口上>しがないサラリーマン鶴ヶ崎のもとに、ある日、女の姿をした悪魔が現れた。今日は神さまがくれた、一生に一度の「サービスデー」。どんな願い事も叶う一日だというのだが…。この大チャンスを、彼はどう生かすのか(表題作)。アパートに現れる女性の右手首だけの幽霊と住人の、不思議で心温まる交流(「あおぞら怪談」)。短編の名手が贈る、心に元気をくれる傑作集。 <双子山評定>まあ、ファンタジーだわな。この作家、1963年生まれ。どこか、昭和テイストが作品から漂っている。 もし、こうだったら、こうなったのに・・・。人は一回しか人生を引き受けることができないから、いつも、「もし、あのとき」と思ってしまう。その間隙を縫う作品群である。地味だが、どこかハートウォーミングである。 →☆☆☆ |
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