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三国一の読書野郎※266

真のリーダーシップとは何か?

 札幌出身の歴史学者・イスラム研究家の東大教授・山内昌之の「リーダーシップ」を読む。山岡鉄舟や西郷隆盛ら幕末・維新期の人物や山口多聞といった軍人らと、現代の宰相たち、鳩山由紀夫や菅直人といったどうしようもない人たちを比べ、その「ダメさ加減」を浮き彫りにする。

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<口上>強いリーダーシップの不在が叫ばれて久しい。それは、目先の議論にばかり惑わされ、リーダーシップの本質を考えることを避けてきたツケに他ならない。では、いまリーダーにとって真に必要な能力とは何か。吉田松陰の歴史的思考法なのか、山口多聞のような危機に積極策をとる胆力なのか、リンカーンのような戦略的思考に基づく大局観なのか…。国家と国民を守るために必要な覚悟を説く、歴史家からの警世。

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