三国一の読書野郎※255
時代小説に開眼させてくれた作家だが
隆慶一郎。シナリオライターだったが60歳過ぎてから時代小説を書き出し、「影武者家康」などで人気を呼んだ作家である。旺盛な創作意欲を誇ったが、何しろ書き出すスタートが遅かったから、多くの作品が「未完」となってしまった。その隆の「駆込寺蔭始末」が文庫になったので読んでみた。
![]() |
![]() |
駆込寺蔭始末 新装版 (光文社時代小説文庫) 著者:隆 慶一郎 <口上>封建の世、迫害を受けた女たちの救いの場とされた鎌倉の東慶寺。その住持・玉渕尼は前中納言の息女で、汚れを知らない純真な少女だった。無垢ゆえに傷つきやすい少女を護るのは、麿と名乗る雅な美剣士。かつて許嫁だった少女のため、朝廷の隠密方棟梁を担う公卿の地位を捨て、寺の用心棒となった。正義の太刀が、女たちを地獄に引き房そうとする鬼どもを一掃する。連作時代小説。縄田一男編・最新版著書リスト付き。 |
« 三国一の読書野郎※254 | トップページ | 三国一の昼飯野郎※109 »
「読書2011」カテゴリの記事
- 三国一の読書野郎※289(2011.12.31)
- 三国一の読書野郎※288(2011.12.31)
- 三国一の読書野郎※287(2011.12.30)
- 三国一の読書野郎※286(2011.12.29)
- 三国一の読書野郎※285(2011.12.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント