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三国一の読書野郎※250

絵画の新しい見方を提示

 最近の美術書は、絵画への全く新しい見方を提示してくれるものが多く、楽しい。西岡文彦「絶頂美術館」もそのひとつ。人はなぜ、裸体を表現せざるを得ないのか?「エロティシズム」という側面から、美術に光を与える。

絶頂美術館―名画に隠されたエロス (新潮文庫) Book 絶頂美術館―名画に隠されたエロス (新潮文庫)

著者:西岡 文彦
販売元:新潮社
発売日:2011/10/28
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<口上>観るものの心をときめかせるエロティックな絵画。時を超え、文化を超えて人々を引き付けてやまない「性」の讃歌を湛えた名画の、細部に宿る謎を解き明かす。しどけなく横たわるヴィーナスの足指が反り返っているのはなぜか。実在の娼婦から型取りされた裸体彫刻の、ねじれたポーズの意味するところは?神話や時代背景を読み解き、読者を知的絶頂へと誘う、目からウロコの美術案内。

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