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三国一の読書野郎※237

川上弘美の「悪意」

 うまい作家だと思う、川上弘美は(倒置法)。連作短編の「どこから行っても遠い町」を読むと、彼女の技術の巧みさに驚かされる。と同時に、彼女の作品には、どこか「悪意」が通底していることもわかるのである。日常の中、ふとした瞬間にこぼれ出てしまう、「悪意」。そこに人の哀しみが潜んでもいるわけだが。

どこから行っても遠い町 (新潮文庫) Book どこから行っても遠い町 (新潮文庫)

著者:川上 弘美
販売元:新潮社
発売日:2011/08/28
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<口上>捨てたものではなかったです、あたしの人生―。男二人が奇妙な仲のよさで同居する魚屋の話、真夜中に差し向かいで紅茶をのむ主婦と姑、両親の不仲をみつめる小学生、そして裸足で男のもとへ駆けていった女…。それぞれの人生はゆるくつながり、わずかにかたちをかえながら、ふたたび続いていく。東京の小さな町を舞台に、平凡な日々の豊かさとあやうさを映し出す連作短篇小説。

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