三国一の読書野郎※240
レオデミドフ三部作、ここに完結
スターリン時代を生き抜く元ソ連国家保安省捜査官のレオ・デミドフを主人公に据えたトム・ロブ・スミスのシリーズが「エージェント6 上・下」をもって完結した。アメリカ人がなぜ、ソ連社会を描くのか。まあ、レニングラード包囲戦を描いた「卵をめぐる祖父の冒険」という一流のエンターティンメントも、書いたのはアメリカ人だったしな。
エージェント6(シックス)〈上〉 (新潮文庫) 著者:トム・ロブ スミス <口上>運命の出会いから15年。レオの妻ライーサは教育界で名を成し、養女のゾーヤとエレナを含むソ連の友好使節団を率いて一路ニューヨークへと向かう。同行を許されなかったレオの懸念をよそに、国連本部で催された米ソの少年少女によるコンサートは大成功。だが、一行が会場を出た刹那に惨劇は起きた―。両大国の思惑に翻弄されながら、真実を求めるレオの旅が始まる。驚愕の完結編。 |
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