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三国一の読書野郎※248

中年女性刑事の活躍描く

 誉田哲也、なかなか、乗っているのではないか。最新刊「ドルチェ」は、42歳の女性刑事をヒロインにもってきた異色作だ。

ドルチェ Book ドルチェ

著者:誉田 哲也
販売元:新潮社
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<口上>彼女が捜査一課に戻らない理由。それは、人が殺されて始まる捜査より、誰かが死ぬ前の事件に係わりたいから。誰かが生きていてくれることが喜びだから。警視庁本部への復帰の誘いを断り続け、所轄を渡って10年が過ぎた。組織内でも人生でも、なぜか少しだけ脇道を歩いてしまう女刑事・魚住久江が主人公の全6編。

<双子山評定>どこか落ち着いた雰囲気の中、ユーモアさえ漂う警察小説に仕上がっている。ヒロインの人間造型がうまくいっているからだ。手柄を立てることに汲汲としていない、それでいても不正を憎む刑事の活躍を描いているからである。

罪を犯してしまう人間の、その哀しみに刑事としてだけでなく、人間として付き合ってしまうヒロインの、そのまた哀しみにも感情移入ができる。シリーズ化してほしい一冊である。

⇒☆☆☆★

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