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三国一のピアノ野郎①

ショパン「夜想曲集」:マリア・ジョアン・ピリス

 だから言わんこっちゃない。タワレコで、CDをまとめて買ってしまったよ。

ショパン:夜想曲集 Music ショパン:夜想曲集

アーティスト:ピリス(マリア・ジョアン)
販売元:ユニバーサル ミュージック クラシック
発売日:2011/09/07
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<双子山評定>初めて、クラシックのLPを買ったのは、ショパンのノクターンだった。廉価盤で、1200円ぐらいだったろうか。ピアニストは覚えていないが、有名な人ではなかった。しかし、レコードに針を落としたとたんに聞こえてくる第1番変ロ短調の切なさに、高校生だった私は、胸をかきむしられるような思いがした。

ピリスのタッチは柔らかく、どこまでもショパンの苦悩に寄り添うような演奏である。許光俊の本によると、ピリスは中年になって手首を痛めた。ピアニストにとっては致命傷である。しかし、ピリスは困難を乗り越えて、さまざまな珠玉の演奏を残していった。年輪が醸し出す音楽なのである。

ノクターン、全曲を聴くと、後半部分はかなり難解であると思った。夜想曲らしからぬ、抽象性に満ちているのである。ショパンという、複雑なキャラクターが生み出した音楽らしい。

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