三国一の読書野郎※234
何を言いたい? 三田誠広よ
集英社新書から出ている三田誠広の「実存と構造」を読む。三田といえば、「僕って何」である。芥川賞作家である。この本は「実存と構造は、人生を生きる上でのナビゲーションであると同時に、人間の精神を支えて前進させる車の両輪のようなものだ」とアジテートしているのだが、「これって何」。
実存と構造 (集英社新書) 著者:三田 誠広 <口上>20世紀を代表する二つの思想―実存主義と構造主義。この「実存」と「構造」という概念は、実は表裏の関係にあり、人生に指針を与え、困難な時代を生きるための思考モデルでもある。同時代的に実存主義と構造主義の流れを体験してきた作家が、さまざまな具体例、文学作品等を示しつつ、今こそ必要な「実存」と「構造」という考え方について、新たな視点で論じていく。 <双子山評定>どうして日本の作家って、年齢をとると理屈っぽくなって、思想・哲学を語りだすのかね。パスカルからサルトル、レヴィ=ストロース、さらには大江健三郎、中上健次を語ることが、三田にとってどういう意味があるのか、よくわからん。況んや、一般読者にとって。 そういえば、三田誠広、その昔、中上健次に新宿かどこかのバーでぶん殴られたのではないのか?軟弱なやつだ。 →☆☆★ |
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