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三国一の読書野郎※199

「定説」を疑う

 織田信長は戦国を終わらせた武将であることは間違いない。しかし、長篠合戦における鉄砲三段打ちや兵農分離、鉄砲の先駆的活用は嘘であると力説するのが鈴木眞哉氏。「戦国『常識・非常識』大論争」を面白く読んだ。

戦国「常識・非常識」大論争! 〜旧説・奇説を信じる方々への最後通牒 (歴史新書y) Book 戦国「常識・非常識」大論争! 〜旧説・奇説を信じる方々への最後通牒 (歴史新書y)

著者:鈴木 眞哉
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<口上>武田騎馬隊、鉄砲三段撃ち、「武功夜話」はウソっぱち!論争・議論の言いっぱなし、はぐらかしは許さない。

<双子山評定>御年、76歳の著者だが、極めて好戦的な筆致で、研究者たちに食ってかかっている。司馬遼太郎にも、存命の時、長時間の電話をかけているそうだ。

錨の一方の源は、在野の研究者に対するアカデミズムの冷たさである。「専門バカ」より怖いのは「専門もバカ」だと言いきっている。

アマゾンのレビューなんかを読むとこの本の評判、あまり良くないが。私は面白く読んだがね。歴史の定説・常識は、常に新しい史料の発見により乗り越えられていくわけでね。固まっちゃいかんとも思うのだが。

⇒☆☆☆

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