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三国一の読書野郎※203

清潔な帝国の近衛兵

 人は誰でも、ナチズムに惹かれる部分を持ってはいないか?「規律」 「統制」「権力」「暴力」への意志。悪の帝国としてのドイツ第三帝国の、ヒトラー側近の部隊として戦い抜いたヴァッフェンSSを解剖した一冊が「武装親衛隊」である。この著者、札幌出身の元新聞記者である。

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著者:広田 厚司
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<口上>ヒトラーの命令を唯一とし、忠誠をつくすことを求められた軍隊。権力抗争に明け暮れながら、強大な軍事力を独自に発展させた武装SSとは、どんな組織だったのか。プロイセン陸軍の流れをくむ国防軍との複雑な関係を明らかにし、その誕生から終焉までを辿る。写真・図版350点を駆使して詳解する精鋭部隊の全貌。

<双子山評定>どうやって集めたかは知らないが、写真・図版の充実ぶりには驚く。ドイツ国防軍との確執の中、強大な軍事力で大戦を戦い抜いた親衛隊の全部隊・指揮官の全貌が明らかになるガイドでもある。実によくまとまった一冊である。

しかし、ゲルマン民族の優位を説くナチス・ドイツながら、親衛隊には占領各国の男性で編成された部隊もあったというから、「優生学」のいい加減さもまたよくわかるというものである。

「規律」「権力」なんてものもまた、両面があるのであって、実にいい加減なものでもあるのだ。

⇒☆☆☆★

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読書2011」カテゴリの記事

コメント

いえ、むかしオスマン=トルコには、「イエニチェリ」という、征服各地の孤児を集めたスルタンの親衛隊がいました。
民族支配の一形式であり、自分に絶対の忠誠を誓うのは、被支配民族をある意味裏切った人間しかいないというのを知っていたのではないでしょうか。
そう言えば、カダフィも結局頼るのは傭兵ということですよね。

イェニチェリとは渋いところを攻められたね。
オスマントルコの被支配地域も広かったから
多くの異民族が取り入れられたわけだ。
それは現在のユーゴスラビア状況にも繋がる。
ボスニア・ヘルツェゴビナだね。

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