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三国一の読書野郎※158

こちらも痛い女と男の話だが・・・

 本谷由希子の「ぬるい毒」を読む。これは第145回芥川賞候補作である。わけのわからん話ではあるのだがねえ・・・。

ぬるい毒 Book ぬるい毒

著者:本谷 有希子
販売元:新潮社
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<口上>ある夜とつぜん電話をかけてきた、同級生と称する男。嘘つきで誠意のかけらもない男だと知りながら、私はその嘘に魅了され、彼に認められることだけを夢見る―。私のすべては、23歳で決まる。そう信じる主人公が、やがて24歳を迎えるまでの、5年間の物語。

<双子山評定>突然電話をかけてくる男にも、その嘘にだまされていく女にも、一切の感情移入は出来ないのだが、なぜか読ませる小説なのである。本谷の筆力ゆえか?

「私」の周りは嫌な人間だからけである。悪意に満ちた世界に生きていかなければならない人間の宿痾。それが標題なのだろうか?

本谷の小説は初めて読む。本谷の小説が原作の映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」はものすごく、面白かったけど。まあ、劇団を主宰しているのだから、演劇的な手法というのだろうか、この小説の構造も。よく、わからんが。

ラストの数行が、なんとなく、演劇的。

若い女性の成長していく、物語と読み取ることもできるのかも知れない。多様な読み方ができる小説であることは間違いない。

→☆☆☆

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読書2011」カテゴリの記事

コメント

一切の感情移入は出来ないぬるい毒。

・・・ぬるい毒という名称がなんとも。

芥川賞は結局該当無しになってしまいました。
しかも、本谷有希子さんの作品に対する評価は
「文書が酷くて、比喩が分からない」
なんて指摘をされてしまった模様。

やっぱり文筆業に専念しないと、賞取りムリ・・・!
なんだって。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm

そうそう、本谷有希子さんって23歳で作家活動を
始められたとか。
「私のすべては、23歳で決まる」ってまさに自分じゃん!

なんか、無性に気になってきました。
図書館とかに出ないかなぁ。

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