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三国一の読書野郎※186

カカオが世界をめぐる

 モノを通じた世界史に最近、興味を持っている。いわゆる「世界システム論」だ。川北先生の「砂糖の世界史」の影響である。その流れで読んでみた「チョコレートの世界史」もまた、面白いものであった。

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<口上>カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、19世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。

<双子山評定>アステカあたりでは、薬用として珍重されたカカオ。スペイン人の侵略以降も、貴重な産品としてプランテーション栽培されていく過程で、余りに過酷な労働はインディオ人口を激減させる。困った侵略者層は、アフリカからの黒人奴隷貿易に目をつける。ここでも、砂糖のときと同様に、ヨーロッパ、アフリカ、新大陸の三角貿易が成立する。

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