三国一の読書野郎※144
うまそう
定食評論家なる肩書きがある。まあ、肩書きなんて、名乗りを上げれば勝ちなのだがね。今稻柊二という人だ。1967年生まれというこの人が、鉄道と定食という絡みで仕上げた「旨い定食 途中下車」を読んだ。
旨い定食 途中下車 (光文社新書) 著者:今柊二 <口上>特別な長距離特急やゴージャスな寝台列車、さらには秘境鉄道に乗るわけではない。大都市圏での生活で普段乗る電車、私はそれを「生活鉄道」と呼ぶが、それに乗ってひたすら定食を食べに行った記録だ。東急東横線、東急大井町線、京浜急行、京王電鉄、西武鉄道、阪急電車、札幌市電、函館市電、東急世田谷線、阪堺電気軌道で見つけた美味しい味。鉄道にぼんやり乗って、別の街にご飯を食べにいく----。そんな一瞬一瞬こそ、人生で最高の幸せだ。やっぱり日本人なら定食。食べて感謝、心遣いに感謝。「定食マエストロ」による「定食×鉄道」痛快エッセイ。 < 目 次>まえがき ---- 「生活鉄道」に乗って <双子山評定>確かに、うまそうなんだよ。 本当に普通の街の、普通の駅前にある、定食屋の飯がうまそうなのだ。だから何なんだ、と言われたら返す言葉もないのだが。 札幌市電、函館市電沿線の店も出てくるので楽しい。狸小路の「香州」も出てくるぞ。 しかし、定食って日本独自のものなのだろうか? 欧米のプレートランチって定食ではないのか? →☆☆☆ |
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