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三国一の読書野郎※139

ミザリーのもろぱくり?

 大石圭の「地下牢の女王」を通読。作家がファンの女性に監禁されるって、キングの「ミザリー」じゃん。

地下牢の女王 (光文社文庫) Book 地下牢の女王 (光文社文庫)

著者:大石 圭
販売元:光文社
発売日:2011/05/12
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<口上>熱狂的ファンからのメールに添付された写真。その美貌に小説家の目は釘づけになった。メールのやり取りを重ね、近づいてゆく距離…。そして女の自宅へと招かれた夜。甘美な期待は、恐怖と絶望へと一変した!女は薬で眠らせた彼を地下室に監禁したのだ。―私が発表するための小説を書きなさい。拒めば、身の毛もよだつ責め苦が待っていた。狂気の監禁劇。

<双子山評定>文庫オリジナルだって。まあ、腰巻きのキャッチコピーにも「和製ミザリー」とあるから、ある意味、確信犯なんだね。ミザリーは、自分を主人公にした小説を書けと強要するが、こちらは、有名になるために書けと脅すのである。

このファンの女性はなかなかに邪悪で、人は殺すは、作家の指を詰めるはの大暴れである。

でもまあ、通俗小説だな。エロシーンも適度にある。妙な美文調のところがある文章が腹立つ。でも、あっという間に読ませてしまう技術はたいしたもんだと思う。

大石圭、人肉食の話や連続殺人の話などなど、グロイ、グロイ。しかし、この作品の中で触れられている作家論や小説論、編集者の生態などは実体験に基づいているのだろうな。まあ、通俗であれ何であれ、作家は大変な商売だとは思うぜ。

→☆☆☆

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読書2011」カテゴリの記事

コメント

書棚に積みっぱなしだった「アルジャジーラ 報道の戦争」(ヒュー・マイルズ著、光文社、2005年刊)を読んでいます。中東のBBCを目指すカタールの衛星放送局の物語。エジプトやチュニジア、サウジアラビアはもちろん、パレスチナ自治政府からの干渉、圧力などを受けながら、あるときは「イスラエルの支援」を受けていると批判されたり、その逆に「ハマスの味方」といわれたり。「意見には反対意見がある」との信条の下、インディペンデントを貫く姿勢は大変たのもしい。いまはネットから無料でライブ放送を視聴することもできます。数年前、有料で、申し込み、その後見なくなってからも毎月カードから引き去られていたのが、つくづくもったいないです。
それはともあれ、一連のアラブ民主革命にアルジャジーラの果たした役割はきわめておおきいと考えます。

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