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三国一の読書野郎※145

本当かよ?

 実録事件ものが大好きだ。欧米のシリアル・キラーの記録なんか、本当によく読んだ。コリン・ウィルソンの本とかな。その延長で読んでみたのが志村有弘の「戦前の猟奇残虐事件簿」だ。

戦前の猟奇残虐事件簿 (河出文庫) Book 戦前の猟奇残虐事件簿 (河出文庫)

著者:志村 有弘
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<口上>戦前の、身の毛もよだつ怪事件を解説。稲葉小僧、男三郎少年臀肉切り取り殺人事件、まぼろし小僧、鈴弁事件、吹上佐太郎、説教強盗妻木松吉事件、贋造紙幣殺人事件など。

<双子山評定>何しろネーミングがいいやね。「まぼろし小僧」だぜ。「稲妻小僧」だもんな。

しかし、有村が書いたわけではないのだ、この本。昭和30年代に書かれた犯罪実録が原作であり、一部をリライトしたらしい。だから、その事実性には疑問が残るような気もするのだが・・・。何しろ原作は、おもしろおかしくを主眼にして、ろくに原資料にも当たらなかっただろうかね。

特に「本当かよ?」と疑問を抱いたのが東京を荒らし回った泥棒「まぼろし小僧」の話。明治41年に東京で開かれた美術展。上流家庭の夫人の湯上がり姿の石膏像に人気が集まった。作者は「無名氏」。その彫刻が醸し出す色気に、帝都の民衆は酔い、展覧会は大人気に。しかし、その彫刻は、まぼろし小僧が盗みに入った家でのぞき見た夫人の姿をスケッチしたものを元に造ったのだという。無名氏はまぼろし小僧だったわけだね。盗みなんかやらずに、彫刻家になれよって話である。

でも、それほど話題になる彫刻、見てみたいよな~。

それほど、新味ある本でもなかったです。

→☆☆★

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