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三国一の読書野郎※141

昭和史の闇を掘る

 張作霖爆殺事件。関東軍が謀ったとされるこの事件により、軍部は満州侵略への地歩を固めることになる。いうなれば、昭和史のポイント・オブ・ノーリターン的な事件なのである。この事件の奥底に、従来の関東軍高級参謀・河本大作が主導したとされる従来説に大きな疑問を投げかけているのが本書である。

謎解き「張作霖爆殺事件」 (PHP新書) Book 謎解き「張作霖爆殺事件」 (PHP新書)

著者:加藤 康男
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<口上>昭和3年6月4日早朝、満州を支配していた奉天派の大元帥・張作霖は、北京から奉天への帰路途上、乗車していた列車が爆破炎上して暗殺された。満州事変のきっかけとなったこの事件は、戦後、本人の自白をもとに関東軍の高級参謀河本大作による犯行との説が定着していたが、近年この定説が覆されようとしている。証拠、証言が多数あった河本犯行説は、なぜ破綻したのか。暗躍するソ連特務機関の影。長男・張学良周辺の不穏な動き。発掘された新資料―真犯人はいったい誰なのか?昭和史の大きな謎に迫る。

<双子山評定>かなりの説得力をもって、ソ連諜報機関(GRU)や張学良の事件への関与が疑われるようだ。ソ連側から文書でも出れば、「確定」するのだが、それもまた、難しいのか。

それにしても、もしソ連が関与していたとしたら、日本はその掌の上で踊らされていただけなのか。諜報や外交交渉に疎かったのは戦前からなのか。しかし、その結果として、満州国建国、そして破滅へといった道を歩まされたとするなら、どこか空しいものがあるな。

→☆☆☆★

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