三国一の読書野郎※128
ジータよ、こういうビジネス書を読め
新潮新書から出ている「ラー油とハイボール」なる一冊を読む。著者は子安大輔。東大を出て博報堂に入り、その後、飲食業界に転身したコンサルタント業者だという。どうせ、すかしたカタカナ言葉が入り乱れる駄本かとなめてかかったのだが、とんでもない誤解であった。何ともスリリングなビジネス書だったのである。わが敬愛なるアドバタイジングマン・ジータは、北大の英文科を出たクセに、「ビジネス書しか読まない」と嘯くのだが、ジータよ、お勧めだぜ、この本は。
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ラー油とハイボール―時代の空気は「食」でつかむ (新潮新書) 著者:子安 大輔 <口上>「食」に関する様々な現象を読み解くと、人々の心理的変化が見えてくる。ハイボールはなぜ大ヒットしたのか。「食べるラー油」を生み出した、「ずらし」の発想とは何か。飲み放題で店が儲かる仕組みとは----飲食業界のコンサルタントとして活躍する著者によるクリアーな分析から次々浮かび上がるのは、あらゆるビジネスに通じるロジックと発想法である。おいしくておもしろい、舌と脳に爽快な刺激を与える一冊。 <双子山評定> |
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