最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 三国一の読書野郎※112 | トップページ | 三国一の読書野郎※114 »

三国一の読書野郎※113

濃すぎる男の半生記

 最近、売り出している作家のひとり、百田尚樹の「錨を上げよ 上下」を読み倒す。ホント、「読み倒す」という表現がぴったりの本やで。上下で1200ページ。2日で読み倒してやったわい(←自慢)。

 錨を上げよ 上

錨を上げよ 上
販売元:セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)で詳細を確認する

<口上>戦争が終わってちょうど10年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。高度経済成長、60年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショック―激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。

<双子山評定>とにかく主人公が破天荒で、いかにも大阪らしくて、あれよ、あれよと読んでしまったで。不良高校生を経て一念発起して大学へ。しかし、突然退学して、東京に出てクラシックレコードを売りまくり、さらに根室に来て特攻船でウニを獲る。そして大坂に戻って放送作家として売れかけるが、失意の果てにタイに行くことに。ここまでで物語は一応、終わるが、主人公の又三はまだ31歳や。何ともこーいー男やで、ホンマ。

時折出てくる、著者の通俗的な意見表出がかったるい。文章もダメだ。俗に過ぎる。しかし、何とも言えない、底知れぬエネルギーを持った一冊であることは確実。文章の俗っぽさは、ある意味、読みやすさを誘発する。あっという間に、読める。

しかし、主人公の又三、猪突猛進野郎の極致ながら、愛には純粋で、しかも、ポイント、ポイントでいい女と出会う。それでいながら、結局、愛に破れる。しかし、ヘタレない。不屈の愛。

そう、これは現代の純愛放浪記なのである。勢いで読み出し、勢いで通読すべき本である。お勧めだ。

⇒☆☆☆☆★

« 三国一の読書野郎※112 | トップページ | 三国一の読書野郎※114 »

読書2011」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国一の読書野郎※113:

« 三国一の読書野郎※112 | トップページ | 三国一の読書野郎※114 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31