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三国一の読書野郎※88

和製ハンニバル・レクターか

 富樫倫太郎の「SROⅢ」を一気読みする。クセになるね、このシリーズ。

SROⅢ - キラークィーン (中公文庫) Book SROⅢ - キラークィーン (中公文庫)

著者:富樫 倫太郎
販売元:中央公論新社
発売日:2011/03/23
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<口上>取り調べのため東京地検へ向かう道中、近藤房子を乗せた護送車は裏道へ誘導され――。SRO対最凶の殺人犯、因縁の対決再び!! 大好評シリーズ第3弾。最凶の連続殺人犯と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受ける。

キャリア警察官僚ばかりを集めた警視庁の広域捜査室(SRO)シリーズは、テンポ良い展開で、私のツボにはまった。今回の主役は、刑事たちというより、シリーズ第1作に登場したシリアル・キラーの近藤房子。若い女性数十人を監禁し、拷問の末に殺害した強者である。

この近藤房子が、地検に向かう途中に強奪される。犯人は、「振り込め詐欺」犯罪集団。こいつらもまた、外道の極地。しかし、近藤房子には及ばない。

著者は多分、近藤房子にトマス・ハリス「羊たちの沈黙」に登場した天才的犯罪者のハンニバル・レクターを投映しているのだろう。

犯罪プロファイリングの常識では、女性のシリアル・キラーは極めて珍しいとされている。その常識を裏切って、女性の殺人鬼を登場させ、物語を引っ張ろうとしているわけだ。

次回、シリーズ第4作は秋に刊行予定とか。SROの面々との知恵比べが軸になっていくのであろうな。

→☆☆☆★

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