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三国一の読書野郎※93

映画をもっと深く語るために

 そのために、「シネマ・スタディーズ」という学問ジャンルがあるそうだ。「面白かった」「ダメな映画だ」で終わらせないために、映画の背景や技術にいろいろな意味を見出していくわけだな。宮尾大輔「映画は猫である」はその入門書と言える。

映画はネコである−はじめてのシネマ・スタディーズ (平凡社新書) Book 映画はネコである−はじめてのシネマ・スタディーズ (平凡社新書)

著者:宮尾 大輔
販売元:平凡社
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<口上>狭くて暗い所、追いかけっこ、演じるのが好きなネコは映画のスタイルと相性がいい。ネコを案内役として馴染みの作品を題材に、技術面から理論、歴史までを紹介。映画を豊かに語る言葉を伝える。

<双子山評定>無理に映画を「面白い/面白くない」という文脈から脱落させる必要もない。しかし、「『七人の侍』の第三世界における受容史は」などと語れれば楽しいし、フレーミングや照明技術、編集技術が映画を大きく左右することもまた、知っている。

敢えてネコを契機にした映画研究書である。「ティファニーで朝食を」「キャット・ピープル」「猫と庄三と二人のをんな」などの映画に、新しい補助線を引き、新しい視点を確保する。

しかし、新書という限界ゆえか、少々、悔いたりなさも残った。もう少し、ほかの映画も取り上げてほしかったところだ。

→☆☆☆

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