最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 三国一の読書野郎※68 | トップページ | 三国一の読書野郎※70 »

三国一の読書野郎※69

うまいけど、ゆるい

 瀬尾まいこ「おしまいのデート」を読了する。うまい作家だとは思う。でも軽いよな。軽くてもイイ、という考え方もある。でも、ゆるいよな。こういう小説なら、何冊でも読めてしまう。でも、腹にたまるものがない。いつまでたっても、飢餓感がある。

おしまいのデート Book おしまいのデート

著者:瀬尾 まいこ
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「親の離婚後、付きに1回外で会うようになった孫娘と祖父」「元不良の教え子と定年間際の高校教師」「ふだん話したこともない高校の男子生徒同士」「公園の捨て犬にエサをあげるようになったアルバイターと離婚経験のあるOL」など、意外な取り合わせの2人がデートをする。なぜ? その背景を軽い筆致で描きながら、人間ドラマを紡いでいく。

うまい、とは思う。最近の女流作家、というか、女流というのは差別用語らしいが、本当にうまいと思う。しかし、コクがない。

「文学とは」などと大上段に構えるつもりは毛頭ないんだ。しかし、うまさのバックボーンに、もっと何か、サムシング・エルスがほしんだよな。

そうじゃないと、結局は消費されておしまいじゃん。消費されても、踏みとどまる何かは、まさにうまさ+サムシング・エルスなんじゃないか。

面白いんだけどね。

→☆☆☆

« 三国一の読書野郎※68 | トップページ | 三国一の読書野郎※70 »

読書2011」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国一の読書野郎※69:

« 三国一の読書野郎※68 | トップページ | 三国一の読書野郎※70 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31