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三国一の読書野郎※76

私小説を読もう

 小谷野敦の「私小説のすすめ」。2年ぐらい前に出た段階で流し読みしたのだが、再読したら面白くてあっという間に読破してしまった。

私小説のすすめ (平凡社新書) Book 私小説のすすめ (平凡社新書)

著者:小谷野 敦
販売元:平凡社
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田山花袋の「蒲団」を非難する勢力(文芸評論家の中村光夫ら)に対して著者独特の徹底的な反論を試みており、秀逸。結局は、中村の書作品は読まれなくなり、「蒲団」は版を重ねているのだから、勝負はあった、と見る。

私小説は誰にでも書ける、と著者は力説する。ふむ、そうか。

車谷長吉は私小説から離れたが、最近では西村賢太が芥川賞を獲るなど大活躍。私小説はこの新書が出てから、再認識されているのではなかろうか。小谷野は慧眼であったのか。

自らも私小説で芥川賞候補になったのだから、理論と実践が伴ったことになるか。だから、2009年の刊行時より、いま読んだ方がストンと落ちるような気がしたのであるか。

→☆☆☆★

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