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三国一の読書野郎※75

黙っていては、ダメなんだろうな

 「言論自爆列島」を読む。「カルト資本主義」を書いた硬派なライター・斎藤貴男隆とオウム映画を撮った森達也、一水会を引っ張った鈴木邦夫という左右ごちゃ混ぜの論客たちの討論集である。

言論自滅列島 (河出文庫) Book 言論自滅列島 (河出文庫)

著者:斎藤 貴男,鈴木 邦男,森 達也
販売元:河出書房新社
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<口上>右翼・左翼、領土問題、天皇制…どこもかしこも萎縮だらけの言論、ネットの影に怯え世論とスポンサーの顔色ばかりうかがうマスメディアから自ら抜け出した勇気ある異端児たちが、この国を喝破する。文庫化のために再集結した追加鼎談を収録。本書の旧タイトルは『言論統制列島』、この国の言論は「統制」から「自滅」へと変容してしまった。麻痩し弛緩した現代に放つ、確かな暴論。

通読して痛感するのは、2005年に行われた討論なのに、すっかり内容が古びてしまっていることだ(文庫化に当たって、改めて討論をしているが)。自民党は自滅しているし。しかし、その時代に通底している「気味の悪さ」はますます、増しているように思う。時代はだんだん、悪くなっている。

しかし、竹島や尖閣諸島問題などで「誰も住んでいない領土を巡って対立するのは愚かだ」という議論には、異和感も覚えるが。

私は鈴木邦夫の風通しの良さに感心している。「右翼」という枠に拘泥せず、斎藤、森らと自由闊達に意見を交わす姿勢は心地よく思う。

だがまあ、こういう風に異議を申し立てないと、何かを言わないと、ダメなんだろうな、変わるためには、今より悪くならないためには。黙っていては悪くなる一方なんだな、とは思うがな。

→☆☆☆

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