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三国一の読書野郎※59

何とも下衆な小説だ

 馳星周の「やつらを高く吊るせ」を読み終える。馳、小説がうまくなる、ということとは無縁の作家だな。

やつらを高く吊せ Book やつらを高く吊せ

著者:馳 星周
販売元:講談社
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要するにスキャンダルハンターの主人公が出会うさまざまなトラブルを解決していく話、というか、実際は解決できずにドロドロになっていく話だ。まさに、馳ワールド全開だ。

時代はバブル真っ盛り。2008年の作品なのだが、約20年の違いで時代はこんなにも、変わってしまうのだなという思いはある。

登場するのは暴力団をバックにした金融会社にセックス狂いの女子高生、胡散臭い右翼に悪徳刑事たち。舞台は六本木に渋谷、新宿、青山だ。この設定で軽薄にならないわけがない。

だからこそ、の小説なのだ。泡のような、小説。ただただ、快楽に身を任せて今夜を生きればよい。そんな人間たちの下らなさを描き切る小説なのである。下衆の極みなのである。

しかし、あのバブルのころから比べて、現代の人間は上品になったのか? 否、である。ただ単に、貧乏臭くなってしまっただけじゃないのかと、馳が呻いているような気もする。そんあ小説である。下衆ゆえに、面白い。なかなかに、楽しめた。

⇒☆☆☆★

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