最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 三国一の読書野郎※78 | トップページ | 三国一の読書野郎※80 »

三国一の読書野郎※79

これだけパワフルなら許せる

 馳星周「ブルー・ローズ」を上下巻一気読み。読了する。2003年から04年にかけて「東京スポーツ」に連載されていた作品。

ブルー・ローズ〈上〉 (中公文庫) Book ブルー・ローズ〈上〉 (中公文庫)

著者:馳 星周
販売元:中央公論新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

<口上>警察を退職し、バブル崩壊で莫大な借金を背負い、探偵業で糊口をしのぐ日々を送る元刑事・徳永のもとに、かつての上司で今や警察庁刑事局長の警視監・井口から、失踪した愛娘の捜索依頼が舞い込む。捜索を続ける徳永の前に、優雅なセレブ夫人たちの秘密の集まりが垣間見えてくる。

馳ワールド全開の怪作であるが、力技というか、強引なまでなストーリー展開がかえって新鮮で、パワフルな魅力があると思った。馳星周は、余計なことは考えず、ただひたすらに前に向かってすすみ続けるしかないんだな。

「裏切りと官能と狂気渦巻く、馳ノワール新たなる傑作長篇」というコピーもまんざらではない。ただ、下巻になって徳永が強すぎて、少々、しらけてくるが。

「東京スポーツ」連載の割には、エロ・グロ味は薄め。そこに期待すると落胆するぞ。でも、東スポ読者層には受けなかったのではないかな。

でも、馳星周、昔からそうだが、物語の落とし所を考えずに書き始めているな。そこに荒削りな魅力が生まれる余地もあるのだが、一歩間違えると目も当てられない作品が出来上がってしまうだろうに。

⇒☆☆☆★

« 三国一の読書野郎※78 | トップページ | 三国一の読書野郎※80 »

読書2011」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国一の読書野郎※79:

« 三国一の読書野郎※78 | トップページ | 三国一の読書野郎※80 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31