最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 三国一の読書野郎※51 | トップページ | 三国一の読書野郎※53 »

三国一の読書野郎※52

事実は映画より奇なりという

 私のような東映実録ヤクザ映画好きには、「読むな!」といっても無駄である。山平重樹実録ヤクザ映画で学ぶ抗争史」が面白かった。

究極のドラマ 実録ヤクザ映画で学ぶ抗争史 (ちくま文庫) Book 究極のドラマ 実録ヤクザ映画で学ぶ抗争史 (ちくま文庫)

著者:山平 重樹
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「仁義なき戦い」など、いまも根強い人気を誇る実録ヤクザ映画。義理と人情を様式美とともに描いた旧来の任侠映画とは違い、ヤクザ社会の生々しい姿をえぐりだした。本書では実録ヤクザ映画の傑作の見どころとともに、豊富な取材をもとに、映画のアイディアの基となった事件や人物についての知られざる秘話を紹介する。文庫オリジナル。

著者はフリーライター。アウトローものを得意分野とする。実録小説、ノンフィクションなど多数の著作がある。原作映画化作品に「残侠」「morocco横浜愚連隊物語」「実録新宿の顔」など。

広島戦争や山口組対一和会、山口組の沖縄進出、北陸代理戦争などなど、実録ヤクザ映画の背景には、実際に多くの血が流された抗争がある。その流血の歴史をたどっていくと、事実は映画よりも凄まじいことがよくわかる。

今でこそ、警察当局からの締め付けが厳しく、ヤクザ映画も堂々とは作れなくなったようである。「ヤクザ、暴力団を美化するな」という人もいるだろう。しかし、山口組三代目の器量の大きさは否定できないし、その周辺の人物の人間的魅力もまた、大きいはずである。その当たりを、もっと冷静に見ることはできないのか。ヤクザは、存在するだけで犯罪なのか?

「山口組が東映を食いものにしたのではなく、東映が山口組を食いものにした」という意味のコメントが出てきた。なるほどなあ。活動屋は、ヤクザより貪欲なんだなあ。

→☆☆☆

« 三国一の読書野郎※51 | トップページ | 三国一の読書野郎※53 »

読書2011」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国一の読書野郎※52:

« 三国一の読書野郎※51 | トップページ | 三国一の読書野郎※53 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31