最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 三国一の読書野郎※43 | トップページ | 三国一の読書野郎※45 »

三国一の読書野郎※44

日常の中のサスペンス

 新津きよみ「巻きぞえ」を読む。初めて読む作家なのだが「デイリーサスペンスの女王」と呼ばれているそうだ。

巻きぞえ (光文社文庫) Book 巻きぞえ (光文社文庫)

著者:新津 きよみ
販売元:光文社
発売日:2011/02/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

飛び降り自殺による巻添えで、恋人を失った女。しかし、時を経て、自殺の陰に隠された真相が明らかになる表題作など、短編7作を収録している。

まさに、「デイリーサスペンス」、日常の中の心理の行き違いなどをテーマにした作品で、どこかテレビのサスペンスドラマに通底するような肌合いである。

文章は読みやすい。この手の作品の必要条件は文章が読みやすいことである。「文章のうまいは百難隠す」のである。

収録作品中では書き下ろしという「解剖実習」がよくできている。現代風の因縁話を、うまく、演出している。

しかし、まあ、読みやすさの反面、コクがないというか。重厚さに欠ける向きは仕方がないのか。長編を読まないと真価は分からないのかな。面白ければいいんだけどさ。

⇒☆☆☆

« 三国一の読書野郎※43 | トップページ | 三国一の読書野郎※45 »

読書2011」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三国一の読書野郎※44:

« 三国一の読書野郎※43 | トップページ | 三国一の読書野郎※45 »

2022年3月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31