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三国一の読書野郎※49

アフガンに繰り広げられるサバイバル戦

 トマス・W・ヤング「脱出山脈」を読む。アフガニスタンを舞台にしたアドベンチャー小説である。

脱出山脈 (ハヤカワ文庫NV) Book 脱出山脈 (ハヤカワ文庫NV)

著者:トマス・W・ヤング
販売元:早川書房
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アフガニスタン上空で捕虜護送任務にあたる米軍輸送機が撃墜された。不時着したのは反政府軍支配下の高山地帯。ブリザードが荒れ狂い、救出は望めない。高位聖職者(ムッラー)である捕虜を奪回すべく敵が迫るなか、機長は航空士のパースンに徒歩による脱出を命じた。それは高齢の捕虜と通訳の女性軍曹のみが同行する決死の単独行だった・・・。

緊迫感あるサバイバル小説。空軍士官が苦手な地上戦を余儀なくされるというのが味ミソだ。舞台となるヒンズークーシ山脈は原語で「ヒンズー殺し」とか。すさまじい暴風雪の描写は、こちらまで寒くなる迫力だ。

女性陸軍軍曹が物語に彩りを添える。イスラムに対し偏見を持たず、ニュートラルにその価値を認めようというスタンスが、やがて、主人公である空軍士官にも伝わっていく。

それにしても、アフガニスタン。何の罪もない無垢の民が殺されていく大地である。問題の根幹はどこにあるのか。宗教的不寛容? アメリカ覇権主義?

⇒☆☆☆

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