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三国一の読書野郎※33

どんでん返しユーモア警察ミステリ

 きょうから2月。「365冊計画」も何とか滞りなく進捗しているが、いつ、くじけるかわからないから、とにかく、先行させておくに限る。

 三笠出身のミステリー作家・今野敏の新作「警視庁FC」を読了する。ちょっと緩めの、警察小説である。

 2011年2月14日発売予定

 毎日新聞社 1680円

 FCとは最近流行のフィルム・コミッションのこと。映画やドラマ撮影に便宜を図る組織だ。物語は、警視庁内に新設されたこのFCに派遣された地域課の警官が主人公。やる気なし、そこそこにデスクワークでやっていけたらいいと考えている草食系警官が、映画撮影中に起きた殺人事件に関わることでもたらすどたばたを描く、ゆるゆるのミステリである。

 マル暴デカや、暴力団員など、類型的で、まあ、それは意図的なものなのだが、作家はかなり「笑い」を意識している。それが成功しているかどうかは別にして。しかし、この作家がブレイクした「果断」シリーズの主人公である、融通が利かないキャリア警察官僚の姿も、かなりユーモラスなのであって、あえて、「笑い」を意識すると、どこかぎこちない構造になってしまっていることも否めない。文章も含めて。

 二重のどんでん返し。どこか予定調和的でもあるが、もともとが深刻さのない、予定調和的な物語だから嫌みはない。舞台劇にしたら、面白いのかもしれない。結論としてはかなり、余技的な小説である。

→☆☆☆

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