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三国一の読書野郎※25

結局、まとまりがなくなっちゃうよね

 ジェフリー・ディーヴァーらアメリカの15人のミステリー作家がリレー式で物語をつづっていく「ショパンの手稿譜」を読み終える。面白い試みだとは思うが、やはり、まとまりはなくなっちゃうよね。

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 ショパンの生誕200年記念企画だそうです。ポーランド滞在中に殺人容疑をかけられたアメリカの音楽学者・ミドルトンが主人公。ミドルトンは殺されたポーランド人調律師から未発表のショパンの手稿譜を渡されており、鑑定することになっていた。

 ミドルトンは元軍人で、コソボ紛争にかかわる、戦争犯罪人の追跡調査も行っていた。やがて、手稿譜をめぐる争奪戦はアメリカ国内に移り、黒幕も暗躍し、大規模なテロの恐怖も迫る。

 ディーヴァーやジェイムズ・グレイディなど、執筆陣はなかなかいいんだけど、やはり小説はトータルな見通しの中で書きましょうね、という思いが強い。というのも、あちこちに話が飛んでストーリーが追いにくいんだよね。音楽の絡め方も、決してうまくいっていないし。

 人物造形がこのようなリレー形式だとうまくいかないんだな。思わぬほころびが生じてしまっている。

 17の章立てになっていて、序章とラスト2章はディーヴァーが書いている。食い付きと、どんでん返しのうまさは、さすがだと思った。ならば全部、ディーヴァーが書けばよかったのにと思う。もしくは彼のリーダーシップを褒めるべきなのか。でも、決して成功はしていないからなあ・・・。ちょっと残念な企画だったね。

→☆☆★

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