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三国一の読書野郎⑳

「秘密」の原型も

 東野圭吾の短編集「あの頃の誰か」を読む。1989年から97年にかけて発表された作品群だが、東野曰く「わけあり」物件で、これまでどの短編集にも収録されなかった8編が並ぶ。

あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12) Book あの頃の誰か (光文社文庫 ひ 6-12)

著者:東野 圭吾
販売元:光文社
発売日:2011/01/12
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珍品ぞろいである。書かれた当時の時代背景、すなわち、バブル真っ盛りの浮かれた気分が漂っている。

「さよなら『お父さん』」は、入れ替わりミステリの名作「秘密」の原型である。この短編の出来が気に入らなくて、「秘密」として書き直したのだという。それがある意味、東野の大ブレイクを招いたのだから、わからないものである。

そのほか、名探偵物へのつっこみ満載の「名探偵退場」など、後の東野の作品の先駆的な意義付けができるものもある。東野ファンならば、読んでおいて損はない一冊か。

→☆☆☆

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