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三国一の読書野郎⑭

とにかく、変わろうよ

 北大教授の山岸俊男とハーバード大社会学部長のメアリー・C・ブリントンの対談「リスクに背を向ける日本人」はなかなか、スリリングな読み物だった。

リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書) Book リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)

著者:山岸 俊男,メアリー C・ブリントン
販売元:講談社
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日本の若者をめぐる状況、労働市場、出生率の低下など、社会心理学的アプローチからの分析は明晰である。「制度と倫理はどちらかが欠けても成り立たない」という指摘も新鮮だし、「アメリカには正社員という概念そのものがない」ということも初めて知った。

終身雇用制度への執着は、成功の呪いであると山岸は指摘する。現代の状況では、いつまでもこの制度にしがみつくことが、事態を泥沼化している、と。行うべきはセカンドチャレンジができることが当然な社会に変革していくこと。それは政府によるものでなく、企業の自発的な変革もまた、必要なのだ。

閉じこもるのではなく、自らをプロモーションしていくこと。そこには当然、コミュニケーション・スキルも必要になる。

さらには無駄になっている女性の人的資源を有効活用することの提唱など、先に読んだ「デフレの正体」に内容が似ているな、とも思った。状況分析的には、似てくるのかもしれない。

とにかく、生き残るには自分たちが変わらなければならない、という発想が肝心なのだ。

→☆☆☆☆。凡百の「日本人論」ではありません。変革の書です。

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