読む快楽2010※95
コンパクトな良い本です
北大医学部の浅香正博教授が書いた中公新書「胃の病気とピロリ菌」は面白い。胃の病気に、ピロリ菌が深くかかわっていることが、最新のデータから明らかにされている。新書というコンパクトサイズながら、中身はたっぷりである。
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胃の病気とピロリ菌―胃がんを防ぐために (中公新書) 著者:浅香 正博 |
胃がんは東アジアの風土病ともいえるそうだ。東アジアのピロリ菌は毒性が強いのである。除菌により、胃がんによる死者は劇的に抑えられる。その具体的施策も盛り込まれ、内容に厚みを与えている。胃痛の人、必読の一冊である。
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