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読む快楽2010※87

新しい視点かもしれない

 戦国の総決算とされる「大坂の陣」。豊臣氏を本当に滅ぼそうとしたのは誰かというアングルからこの戦いを展望した相川司「大坂の陣」を興味深く読んだ。

大坂の陣---豊臣氏を滅ぼしたのは誰か (河出文庫) Book 大坂の陣---豊臣氏を滅ぼしたのは誰か (河出文庫)

著者:相川 司
販売元:河出書房新社
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 従来は「狸おやじ・家康」が、豊臣秀頼を陥れ、滅亡に至らせたという「史観」が支配的である。しかし、著者は「腹黒い家康」史観に疑問を唱えるのだ。

 豊臣滅亡はあくまでも、秀忠の意志であり、家康は豊臣救済に尽力したという仮説である。

 浪人どもを集めた大坂方の動きはあまりに脇が甘く、大阪城を捨て、別の領地に移すというぎりぎりの妥協案を大坂方は飲むべきではなかったのか。そこが家康の思いだったのか。

 いずれにせよ、「家康=腹黒論」という固定観念を覆すその意図は面白い。

 しかし、歴史家的にいえば、資料的には極めて不十分な論証ということになるのかなあ。

⇒☆☆☆。定説を覆すものはつねに面白いんだよな。

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