初々しくも老練に
最初期の声を聴く
出ました。ボブ・ディランのブートレグ・シリーズvol9。
![]() |
![]() |
ザ・ブートレッグ・シリーズ第9集:ザ・ウィットマーク・デモ アーティスト:ボブ・ディラン |
最初のアルバム「ボブ・ディラン」やセカンド「フリホイーリン・ボブ・ディラン」収録曲の別録音ヴァージョン。楽器はほとんど、ギター1本。時にピアノ、ハーモニカ。極めてシンプルです。
しかし、ディランの声が素晴らしい。彼はこのときからすでに「ボブ・ディラン」になっていたと思う。中山康樹が指摘するように、ディランは極めて意識的にディランになっていった。
その声の初々しさと、歌いっぷりの老練さ。このアンビバレントな関係性こそ、ディランの真骨頂だな。他人の理解を拒絶する存在として。
わかる人だけわかればよい。ああ、私もそうありたい、けれども。
« CSI:科学捜査班に完全にはまる | トップページ | 永遠に若く »
「ボブ・ディラン」カテゴリの記事
- 三国一のディラン野郎2012①(2012.05.10)
- 初々しくも老練に(2010.11.04)
- それでもディラン⑤(2010.07.03)
- それでもディラン2010④(2010.07.02)
- それでもディラン2010③(2010.06.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント