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読む快楽2010※77

北方節にはちょっと飽きた

 北方謙三の剣豪小説「寂滅の剣」を読む。剣士・日向景一郎シリーズの最終巻だ。

寂滅の剣 Book 寂滅の剣

著者:北方 謙三
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

新潮社HPによると:

必殺ゆえに禁忌の剣とされた日向流を継ぐ兄・景一郎と弟・森之助。二人は森之助が二十を迎えた時に斬り合う約束を結んでいた。対決を前に、兄弟の暮らす薬草園を狙う勢力が現れ、日向流に関わる者すべてが巻き込まれてゆく。もはや「強い」だけでは足りない、「最強」でなければ生き残れない――剣豪小説の最高峰、圧巻の完結篇。

 このシリーズ最終巻を読むために、第1作「風樹の剣」からさかのぼって読み続けてきたのだ。と、いうのも、誰かが書評で「剣によるワイルドバンチ」と誉めていたからである。

 しかしまあ、シリーズものの宿命で、パワーは段々と落ちてきていた。一方で内容も、だんだんと、エロ・グロに傾斜していくのであった。

 主人公とその弟の宿命の対決が最終的な山場になるのだが、対決する理由がそもそも、わからないし。ふたりの圧倒的な強さも、なんだかしらけるし。

 「刺客五百人、迎え撃つは五人」と帯にあるのだが、どうにも散漫なストーリー展開になってしまって極めて残念である。

 思うに北方、学生運動の体験を引きずるがゆえに「水滸伝」のような組織論小説は得意だが、この剣豪もののような「孤独」さには耐えられない側面があるではないかと、勝手な結論に落ち着いてしまった。

⇒☆☆★。結末がいただけない。中途半端さが残る。

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