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らくごん2010④

小朝、ブランド力は落ちたが

 昨夜7時より、札幌市民ホールにて、春風亭小朝の独演会。今回で10回目だそうだ。

 「金髪豚野郎」騒動以来、何となくミソが付いた感もある小朝。落語本来のところとは別の問題でのミソがかわいそうではあるが、従来もっていた、小朝のブランド力は確実に低下している。現代落語の右代表のような、優等生的な立場は失った。

 まあ、それもそうだろう、50代も半ばを過ぎ、いつまでも若くはない。しかも、若手は台頭している。自らの立ち位置をどこにするのか、迷いすら感じられる。

 演目は、最初は「猫の茶碗」と「近藤勇物語」。中入り後は二つ目滝川鯉斗を出した後に「文七元結」。

 さすがに、うまい。「文七」を40分台の短さでかけるとは、熟練の技ではないか。会場も水を打ったようにしーんとしていたし。

 どこか、古今亭志ん朝を意識しているようにも思えたのだがね。

 小朝の悲劇はその天才性である。努力をしないでも、そこそこ、「できてしまう」が故に必死になることがなかったツケがここに来て、出ているのだと思う。晩年の志ん朝の落語に対する鬼気迫る情熱のようなものが、感じ取れないのだ。だから、小朝のチケットはプラチナ・ペーパーではなくなったのだ。

 しかし、繰り返しになるが、うまい噺家である。その実力は、侮れないどころか屈指のものである。

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