二酸化マンガン2010⑫
シェークスピアの正体に迫る
ハロルド作石の「7人のシェイクスピア」が面白い。シェイクスピアは何者であったのかをテーマにした歴史ミステリである。
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7人のシェイクスピア 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) 著者:ハロルド 作石 物語は15世紀末のイギリス・リバプール近郊のチャイナタウンから始まる。中国(当時は明)から渡ってきた人々が暮らす集落に、予言能力を持つ少女がいた。やがて、彼女は・・・。 ハロルド作石がなぜ、シェイクスピアをテーマにマンガを描くのか。その理由はストーリーが進むに従ってわかってくるのだろうが、意外と言えば意外である。なんといっても「ゴリラーマン」の印象が強すぎるから。 現在、2巻まで出ている。ハロルド作石の画力はかなりなものだと思う。「ゴリラーマン」におけるギャグ的ニュアンスはまだ、あまり出ていないというか、かなり、シリアスな物語になっているのだが、これも、やがて変調していくのだろうか。さまざまな意味で、今後に期待が持てるマンガなのである。 |
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