読む快楽2010※67
ダメではないかな。何が訴えたいんだ?
島田雅彦の最新作「悪貨」を読了。正味な話、ダメな小説だと思う。島田雅彦、何のためにこの小説を書こうと思ったのだろう?
![]() |
![]() |
悪貨 (100周年書き下ろし) 著者:島田 雅彦 |
ホームレスが偽札の1,000,000円を手にする。これがことの発端。この偽札の陰には、世界の資本主義体制を破壊する邪悪な意志があった。さらには、共同体コミューンが絡み、日本対中国の暗闘が繰り広げられるのだが。
始まりは読ませるのだが、途中から筋が破たんしていく。登場人物も類型的だし、仕掛けも、物語そのものもデジャ・ヴ感あり。要するに、たいした小説ではない。講談社の創立100周年書き下ろしはレベルの差が激しすぎる。
« 昼食の快楽2010※79 | トップページ | 読む快楽2010※68 »
「映画2010」カテゴリの記事
- スクリーン2010※27(2010.12.26)
- スクリーン2010※26(2010.09.27)
- 読む快楽2010※67(2010.09.02)
- スクリーン2010※25(2010.06.30)
- スクリーン2010※24(2010.06.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント