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読む快楽2010※69

単なるエロ小説。ひどいもんだ

 新潮文庫も落ちたもんだ。草凪優「夜の私は昼の私をいつも裏切る」を読んでの感想である。

夜の私は昼の私をいつも裏切る (新潮文庫) Book 夜の私は昼の私をいつも裏切る (新潮文庫)

著者:草凪 優
販売元:新潮社
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 要するに、広告代理店の部長だかと、クライアント会社の社長夫人が不倫関係になる。しかし、このことが社長に知れる。社長は復讐のために部長を馘首させるだけでなく、部長夫人をやくざに犯させる。部長と社長夫人は逃避行を図るが・・・。てなもんだ。

 エロ小説だからひどいのではない。差別する意図はない。ひどい小説だからひどいのだ。天下の新潮文庫に入れるべき作品ではないだろ。何を焦っているのだ、新潮文庫?

 「ああああああーっ」みたいな文章を書いている作家の作品など、読みたくないよ。そういう小説なら、フランス書院がある。すみ分けは、きちんとしようぜ。

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