それでもディラン2010④
低迷する時もあるさ
ディランも人の子。いつでも、ハイ・クオリティな音楽を提供し続けていられるわけもありません。
ディラン史において特筆される低迷期は、1979年ごろから始まる「キリスト教3部作」といわれるアルバム群です。ディランはユダヤ教から福音教会に改宗。それを機に、あまりに「あっち側」に行ってしまったと評されるのです。
写真は上から「スロー・トレイン・カミング」「セイヴド」、そして、3部作ではない「デザイア」です。3部作は上2作品に「ショット・オブ・ラブ」です。
しかしまあ、個々の楽曲は泥臭いゴスペルあり、確かに信仰告白もあるのですが、そんなにひどいものでもないような気はしますが。
これらのアルバム、私は実はみんな、LPでもっているのです。でも、CDで改めて買いなおしたのです。これから聞きなおし、本当に愚作なのかどうかこの耳で確かめようと思ってます。
しかし、音楽的に低迷していたのはディランも自覚していたようです。3部作の次に出したアルバムのタイトルが「インフィデル」(異教徒)というから、人を食った男ですわい。
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