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読む快楽2010※43

相互関係としてのディランとビートルズ

 「ビートルズとボブ・ディラン」まさにそのまんまのタイトルの中山康樹の新書を通読する。両者の関係性を探る試みである。これまで、確かに類書は少なかったような気はする。

ビートルズとボブ・ディラン (光文社新書) 何しろイギリスのビートルズはロック、アメリカのディランはフォークという初期の方向性がある。それゆえ、交わりが少ないようにも思えるのだが、両者は互いに強く意識しあっていた。

 ディランのアルバム「フリーホィーリン」はアコースティックギターの演奏ばかりの、フォークテイストの曲ばかりだが、これをビートルズは擦り切れるほど聞いたそうだ。「何か」が起こりつつあることを、敏感な彼らは感じ取っていたのだ。

 著者はいう。「1964年8月28日、両者は初めて出会った。そして、ビートルズは思想的方向へ、ディランはロックへと舵を切った」と。

  ビートルズの「アイ・シュッド・ハブ・ノウン・ベター(恋する二人)」「アイム・ア・ルーザー」、そして「ヘルプ!」収録の「悲しみをぶっ飛ばせ」などは明らかにディラン・テイスト。しかし、ディランの曲で明らかにわかるビートルズ・テイストを嗅ぎ出すことは難しい。ディランは、わかりやすいかたちでは、吐露しなかったようだ。

 まあ、関心のある人しか読まない本ではあるな。

⇒☆☆☆。ビートルズの連中にドラッグを教えたのはディランらしい。

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