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読む快楽2010※41

日本のSFはこんなところに来ているのか

 月村了衛「機龍警察」を読む。近未来軍事アクションと警察小説の合体である。筒井康隆以来、SFというものには疎いのだが、「ほう」と思ったね。

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著者:月村 了衛
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 近未来の日本。新設された警視庁特捜部はは二足歩行型有人兵装「龍機兵」と呼ばれる新兵器を購入し、搭乗員として3人の傭兵と契約する。そのころ、東京・深川で密造機甲兵装による立て籠もり事件が事件が発生。SATとともに鎮圧に向かった傭兵たちの前には、巨大な陰謀が待ち構えていた。

 著者はアニメ脚本家だという(デビュー作は「ミスター味っ子」)。小説デビュー作ながら、水準には達しているのではないか。私自身はどうもこの二足歩行型マシンが気に入らないのだが、ガンダム世代には抵抗が少ないのであろう。メカニカルな部分と、警察内部の暗闘と、そして登場人物たちが背負う闇の部分のバックグラウンド。これらがほどよく、まじりあって、緊張感ある物語を紡ぎだしているように思う。

 しかし、早世した伊藤計劃もそうだが、若い作家はこの手の虐殺シーンがうまいね。クールに描き切る。生まれたときから、そこにある映像イメージとしての虐殺があるのか。

⇒☆☆☆★。その世界観に入り込めれば楽しめ、一気読みです

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