美食の快楽2010⑤
内装に問題あり、か?
17日夜、地下鉄円山公園駅近くのビストロ「SEKKA maruyama」にかみさんと行く。昨年11月にオープンしたらしい。
注意しないと確実に見落とす、小さな看板。細い道をたどっていくと民家を改装した店がある。
コース料理はなく、アラカルトのみ。前菜に「プロシュートと温野菜のサラダ」「エゾシカソーセージ」、メーンは「ホワイトアスパラとホッキ貝のロースト」「シャリアピンステーキ」をオーダー。小樽ビールのピルスナーでのどを湿らせた後は、ワインはイタリアの「Villa Puccini」。
「温野菜サラダ」は感心した。プロシュートのおいしさは当然だが、ミズナのしゃきしゃきした感じを損なわない、チーズたっぷりのトマト風味ドレッシング。プロの仕事を実感させてくれた。
「エゾシカソーセージ」はすっきりした食感が印象に残った。もっと、こってりした感じを想像していたので「あれ?」と。
「ロースト」は特徴のない一皿だったなあ。ホワイトアスパラもホッキも。しかし、「シャリアピン」はいける。白老牛の何とも柔らかいこと。そして、肉と表面の玉ねぎなどのコクが一体となって舌に絡む。至福の逸品である。
私的には満足したのだが、かみさんは「内装が趣味悪い」と怒っていた。たしかに、床の間に筆が何本もブラ上がっていたり、壁紙が破けていたりと、欧米人が誤解した日本の印象で内装をしている面がなきにしもあらずか。この店、ニセコにもあるとか。オーナーは豪州人らしい。それでか。
内装もまた、味のひとつではある。客の満足度にも反映するからなあ。シェフの腕や接客には確かなものがあるのだから、惜しいところである。
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