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旅を打つ2010④

大和ミュージアムで戦争を思う

 呉の2日目。たっぷりと、大和ミュージアムを見学しました。海軍好きにはたまらない施設なのですが、「大和」および戦争の悲劇性を忘れてはいけません。館内には、戦没者が生前、肉親にあてた遺書や手紙も多く、展示されています。生きたかったであろう人々の痛烈なる願い。叶わなかった思い。それらを前にしてはただ、立ち尽くすことしかできません。

 館内には人間魚雷「回天」の試作型が展示されています。その小ささには驚かされます。こんな狭い中に押し込められ、絶望的な戦いを強いられた若者たちがいたことを忘れてはいけません。戦争を指揮した人たちへの、無策や無能さへの怒りと同時に、若者を死に追いやった責任は、決して忘れてはならないと思います。

 そのような思いをはせる場所として、このミュージアムは機能すると思います。「戦争賛美」などという単語で片付けるのはやめましょう。きちんと自分の頭で考え、戦争についての想像力を働かせましょう。

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Beacon  昼食はミュージアム横のカフェ「ビーコン」で。海軍カレーというのがウリです。少々、辛目という「海軍激闘カレー」(950円

を頼んでみましたが、それほど辛くはなかった。でもまあ、懐かしいカレーライスといった感じで、好感は持てましたが。

 呉の中央桟橋からは、対岸の江田島にフェリーが出ています。片道20分ほど。ミュージアム見学後、行ってみることにしました。何しろ、海軍兵学校のあったところですからね。

Etazima  海軍兵学校跡は現在、海上自衛隊の第一術科学校になっています。江田島のフェリーターミナルからバスで5分ほど。入り口で名簿に記入すると、海自OBが何人かまとめて、施設内を案内してくれます。

 ゴミ一つなく清掃されており、どこか厳粛な雰囲気が漂います。ここで山本五十六や米内光正が、井上成美が学んだんだあという感慨がわいてきました。

 でも今の海上自衛隊、女性も多いのですね。構内のグランドでは、男女が一緒になって体育(というのかなんというのか)に汗を流しておりました。

201003051840000  さて、夜です。なかなか、盛り場に出て一人で飲むというのも面倒になってくるというもの。というわけで、またまたJR呉駅の近くのお好み焼き「徳兵衛」に入りました。さすが広島。こういう形態の飲み屋さんがあるんですね。

 焼きそばとビール、定番です。お店は大繁盛。一人の客なんて私ぐらいのもんです。目の前の大きな鉄板の上で、次々にお好み焼きが焼かれていきます。たくましい若い男の子たちが力技で焼いていきます。「意外な重労働だなあ」とビールを飲みながら眺めていました。

 でもまあ、焼きそばの味は「こんなもんかなあ」という感じでしたがね。

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