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スクリーン2010⑪

小品ながらもなかなかのサスペンス

 ファクトリー内のユナイテッド・シネマにて、「アーマード 武装地帯」を観る。ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーン、マット・ディロンらの大物が出演している割には、チープな感じが漂うのだが、どうしてどうして、短い尺の間にサスペンスをたくさん盛り込んだ佳作であった。

 <あらすじ・解説=goo映画などより>イラク帰還兵のタイは、イーグル・シールド警備会社の新人警備員だ。メンバーのマイク以下、6人のチームで現金輸送などを受け持っていた。ある日、マイクはタイに現金強奪計画を打ち明ける。チームで協力し、現金輸送車で運ぶ4200万ドルをある所に隠し、強盗に襲われたことにしようという。自宅が差し押さえにあい、弟の養育にも金が必要なタイはその計画に乗るが…。

 マット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーンという重量級の俳優たちがそろう。現金強奪計画が、ちょっとした手違いから崩壊していくさまを描いている。「アーマード」というタイトルは装甲現金輸送車のこと。この装甲トラックを舞台に、息詰まる攻防戦が繰り広げられる。なんといっても特筆すべきはその男臭さ。女性キャストはひとりしか登場せず(しかもその女性は老婦人)、それ以外は筋骨たくましい強面の男性ばかりなのだ。昨今流行のCGなどの派手な演出はないものの、実力派俳優たちがスリリングな演技を見せる、良い意味で昔ながらの男のドラマだ。

 <能書き=文責・双子山>その通り、男の汗臭さがぷんぷん漂う。鉄壁と見えた計画が思わぬところから崩れていく、という脚本は定石でもあるが、どうしようもない男たちの切なさも漂う。そして、ここでも「殺したくない」ことを切実に願うイラク帰還兵が登場することに注目すべきだ。彼もまた、被害者なのだから。

 ある意味のハッピーエンド的なラストが余韻を残す。マット・ディロン、「トラフィック」で心がぶっ壊れかけながらも、ぎりぎりのところで「正義」を信じている警官を好演していたが、この作品でも善人なのか悪人なのか、よくわからない存在を喜々として演じている。不思議な俳優だ。

 シェークスピア俳優、フィッシュバーンはここでは銃器オタク。こいつの短慮により、チームは窮地に陥るのだが。ジャン・レノも単なる毛の薄いスケベそうなおやじ。でも、こいつらがいるから、作品に厚みが出ている。俳優の層が厚いというのは、素晴らしいことだよあ。

→☆☆☆★。楽しめました。

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