聞く喜び2010②
クラシック②BOZEでアラウのピアノを聴く
年末に購入した自慢のマシン、BOZEで聴くピアノ曲は素晴らしい。音が粒立ち、天から降りてくるようだ。大袈裟じゃないんだぜ!
最近のお気に入りは、クラウディオ・アラウが弾くショパンとドビュッシー。10年ぐらい前に購入したEMIの2枚組CDに収録されている(写真は無関係ですが、アラウとはこういう人です)。
寝る前にボリュームを少し上げて、まずはショパンの「ノクターン1番」を聴く。切ないメロディーが一音一音、降ってくる。思わず、18歳のころの自らを思い、胸が熱くなってくる。本当にショパンは青春の音楽だと思う。どこか苦みとともに回顧される青春の音楽だ。
続いて、ドビュッシー「沈める寺」「月の光」を聴く。まさに印象派らしく、音が鮮明なイメージを結ぶ。音で絵が描けることを、このピアニストは教えてくれる。
アラウは1903年、チリに生まれ、91年に亡くなっている。南米生まれのピアニストにはマルタ・アルゲリッチ(アルゼンチン)、ダニエル・バレンボイム(同)がいる。演奏のテイストとしてはドイツ風で、ベートーベンなどを得意とするそうだ。しかし、ショパン、ドビュッシーというフランス的味わいも、決してアラウは不得意ではなかったことをこのCDは証明しているようだ。
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