ジャジーな夜に③
こういうトランペットもあるんだね
兄はピアノのハンク、弟はドラムスのエルヴィン。まさにズージャー・ブラザーズど真ん中のサド・ジョーンズ。「ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ」を聴く。
いいですね。明朗で。こういうトランペットもいいな。マイルスのアグレッシヴなペットとは異なる音色ですね。融和的というのか。それでも、主張するところは主張するしたたかな音というか。
ザ・マグニフィセント・サド・ジョーンズ アーティスト:サド・ジョーンズ |
けっこう、歌い上げるトランペットなんだね。でも、俗にならない。4曲目の「イフ・サムワン・ハド・トールド・ミー」、ラストの「シーディア」のソロなんかしびれるね。朗々と、気持ち良さそうに歌い上げているもんなあ。だれも止められないような、音の流れがそこにある。
結局、カウント・ベイシー楽団での仕事が忙しくなって、スモールコンボでの仕事をしなくなってしまうという。だからブルーノートとしては、この人の後に、リー・モーガンが続くわけだ。
<データ>サド・ジョーンズ(トランペット)、ビリー・ミッチェル(テナーサックス)、バリー・ハリス(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、マックス・ローチ(ドラムス):1956年7月14日録音;ブルーノート1527
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